プチ家出 その1

2003年12月21日
 金曜日、仕事が終わってもまだ実家へ帰るかどうか迷っていた。
 ダンナさんがさらっと口にしたあの態度を思い出すだけで涙が溢れて怒りでワナワナしてしまうのに、ここでこれ以上ことをオオゴトにしていいもんやろか?私が我慢したらすむんやし・・・ともも考えた。
でも、どうもダンナさんは今回のことを軽く考えている感じがする。
もう、バレて謝ったんやからいいやんみたいな。
 やっぱりこのまま済まされたんじゃ、2人のために良くない!と決心して実家へ帰りました。
 でもね、次の日車検受けるからそのお金が必要で、一旦家に帰ってお金置いて、晩ご飯まで作って出てきた…。
職場のパートのおばちゃん(私の職場でのお母さん。何でも相談してる)にさっきそう報告したら「そんな家出あるかいな〜!」と突っ込まれてしまった。

 まあ、自分の家を出るとき涙の出ること出ること。
金輪際もう帰ってきませんみたいな。
 そんなに悲しいんやっらた止めたらええやんと思いながら、ヒックヒックいいながら駅まで歩いた。
今年一番の寒波が来てるとかで、えらく寒くて、さらに惨めな気持ち。

 駅につくと、ケイタイが鳴った。
ダンナさんからだった。
 ここで声を聞いたらきっとくじけてしまうと思い電話にでることが出来なかった。
 きっと朝の私の態度を気にして今日は仕事を早く切り上げて帰ってくるつもりだったんだろう。

 すぐにメールを打った。
「ごめん。今朝のは効きました。顔見るのツライ。今日は実家に帰らせて下さい。ご飯チンしてね。」

 びっくりしたのかな。しばらく返事がなかった。
 お〜、これよこれ!私がどれだけショックを受けてるか分かって欲しいのよ!
 と思っているはずなのに、返事が来ないことがまたまた悲しくて涙がでてしまう。

 とりあえず、「仕事で近くまで来たから」とか適当に親には言って普通の顔をして接した。
こんなこと親には言えない。
余計な心配はかけたくない。

 久しぶりの実家だったので両親は楽しそうに近況報告を矢継ぎばやにしてくる。
私は相槌をうってはいるものの、今何をしているだろう、何を考えているだろう、なんで何にも言ってきてくれないの、と頭の中では全くほかの事を考えていた。

 布団に入ってもいろんなことを考えてた。
ダンナさんはどんな気持ちでこんなことをしたんだろう、やっぱり私がいたらないからこんなことになるんだよな〜。
 いろいろ考えるたびに涙が溢れる。

 夜中やっとダンナさんからメールが入った。
「寂しいやん。帰ってこいやー」

・・・。
それだけ?

「私だってどうにかなりそうなくらい寂しい日がいっぱいあった。でも今日が一番寂しくて悲しい。」って打ってやった。

 しばらくしてまたメールがきた。
「俺が悪いし、ほんまに反省してる。見捨てんといてな。明日から心機一転するからこれからも宜しく!」

・・・。
一人だけで心機一転すんな〜!私は置いてきぼりかい!

 また悲しくなって泣いた。そのうち疲れて寝てしまった。
人間辛くっても眠れるもんなんです・・・。

明日へ続く。

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